INAX DT-810【ボールタップ・フロートゴム玉の交換】 手洗付ロータンク 水漏れ修理方法
こちらのページでは、INAX トイレタンク DT-810(DT-510)の水が止まらない場合の修理方法(ボールタップ・フロートゴム玉の部品品番、交換手順)の解説をしています。
INAX DT-810【ボールタップ・フロートゴム玉の交換】 手洗付ロータンク 水漏れ修理方法
INAX 手洗付ロータンク DT-810 (1982-1998年)
※便器 C-18S
手洗い無し品も同様 INAX DT-510
INAX 手洗無しロータンク DT-510 (1982-1998年)
症状:タンク内の水が止まらない。
・タンクの水がチョロチョロと止まらない。
・タンクの中で水が漏れる音がする。
・便器内にずっと水が流れ続けている。
・タンクの中から、大きな異音がする。
少量の水漏れでも、水道料金が大幅に上がることも
蛇口から水が出続けているのと同じ状態なので、放置しておけば当然、水道使用量にも影響がでます。
水道料金が1万円以上が上がってしまうという事も、珍しくありません。
水漏れは放置しても良くなる事はありません。早めの対処が必要です。
原因:内部部品(ボールタップ・フロートバルブ)の消耗
ロータンク内部のボールタップの劣化により、水がしっかりと止まらなくなっています。
通常、タンク式のトイレは、便器洗浄後に給水が始まり、タンク内に規定水量まで貯まると給水が自動で止まるというのが正常な状態になります。
使用部品 ※手洗い無し(DT-510)も同様です。
LIXIL マルチボールタップ TF-20B
フロートゴム玉(小) TF-10R-S
<補足>その他、修理部品: レバーハンドル
レバーハンドルの破損などの場合
LIXIL マルチ洗浄ハンドル TF-10A
必要工具
・マイナスドライバー
・モンキーレンチ
・ゴム手袋
交換手順
給水管の接続部分のナットを取り外し、次にボールタップの固定ナットを取り外します。
次にボールタップを取り外す。
レバーハンドルに繋がっている鎖を外し、フロートゴム玉を抜き取ります。
※素手で触ると、ゴムが溶けたもので、手が真っ黒になるので、ゴム手袋などを使用しましょう。
取外しと逆の手順で取付けます。レバーハンドルに付ける鎖の長さに注意しましょう。
こちらも取り外しの時と逆手順で取付けます。
但し、多少の調整が必要なので、施工説明書を良く読みましょう。
LIXILのマルチボールタップは、名の通り、LIXILのロータンクの多数品番に対応できます。
しかし、その為には、タンク品番に合わせた、部品の組み換えや調整が必要になってきますので、
間違えの無いように注意しましょう。
例:手洗い無し(DT-510)の場合は、手洗い連結管を取外し、キャップを取付ける。
手洗い無し(DT-589)の場合 手洗い管の取り外しが必要です。(クリックで開く)
①クリップを抜き、手洗い接続管を取り外す。
②キャップ(付属品)の取付。
例えば、こちらのロータンク(DT-810)の場合、補給水管(黒いゴムホース部分)は必要ない為、余計ない水が流れないように、ダイヤル部分を「0」に切替える必要があります。(出荷時は「1」)
ゴムホースも、他の部品に干渉しない様に、オーバーフロー管(筒状の部分)内に差し込んでおきます。
止水栓を開けて、給水管接続部分で水漏れが無いかを確認。
タンクの止水水位は、ボールタップの浮きの上部で調整出来ます。
ボールタップの手洗い管を、タンクふたにしっかり接続し、作業完了。
作業難易度 (5段階)
作業難易度は、「2~3」 です。
施工説明書をしっかりと読んで施工をしましょう。
LIXIL マルチボールタップ TF-20B
LIXIL フロートゴム玉(小) TF-10R-S
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